東洋医学から見た生理痛とは?
こんにちはー。うちの鍼灸院では妊活や生理に伴う不調がある方が多い。
そこで、本日は【生理痛】についてのお話です。
生理痛の原因
東洋医学では、生理痛を「痛経」と呼びます。痛経の原因は、大きく分けて以下の3つと考えられています。
- 気滞血瘀(きたいけつお)
気滞血瘀とは、気の巡りが滞り、血液の流れが悪くなることです。そのため、子宮や卵巣などの臓器に血液が行き届かず、痛みや不快感を引き起こします。
- 寒邪(かんじゃ)
寒邪とは、冷えによって体内に侵入した邪気です。寒邪が子宮に停滞すると、子宮の収縮が促進され、痛みを引き起こします。
- 肝気鬱結(かんきうけつ)
肝気鬱結とは、肝の働きが滞り、気や血の流れが悪くなることです。肝は、血液を貯蔵し、循環させる働きがあります。そのため、肝の働きが滞ると、血液の流れが悪くなり、痛みを引き起こします。
改善方法
東洋医学では、これらの原因を改善することで、生理痛を緩和することができます。
気滞血瘀を改善する方法
- 鍼灸治療
- ツボ押し
- 運動
- 食事療法
寒邪を改善する方法
- 体を温める
- 温かい食べ物や飲み物を摂る
肝気鬱結を改善する方法
- ストレスを解消する
- 適度な運動をする
- 肝の働きを高める食材を摂る
具体的には、以下のような方法が有効です。
- 鍼灸治療:子宮や卵巣、肝臓などのツボに鍼を刺したり、お灸をしたりすることで、気の巡りを促進し、血液の流れを改善します。
- ツボ押し:子宮や卵巣、肝臓などのツボを押すことで、気の巡りを促進し、血液の流れを改善します。
- 運動:ウォーキングやヨガなどの軽い運動をすることで、血行を促進し、痛みを緩和します。
- 食事療法:ビタミンB1やB6、鉄分、葉酸などの栄養素を摂ることで、血液の質を改善し、痛みを緩和します。
また、冷えを避けることも大切です。冷たい飲み物や食べ物を避け、体を温める服装を心がけましょう。
それではー。