豆乳は子宮内膜を薄くする?
先日、患者様からの質問
「妊活にいいかと思って豆乳を毎日飲んでるんだけど、この前豆乳は子宮内膜を薄くする。って聞いた。これ本当ですか?」
そこで調べてみたことをシェアしますね!
【結論】
豆乳(=イソフラボンの多い食品)が子宮内膜を「薄くする」とは一概には言えませんが、状況によってはその可能性もある
豆乳と子宮内膜の関係をちょっと詳しく説明
● 豆乳の主成分:大豆イソフラボン
これは女性ホルモン「エストロゲン」に似た作用を持つ植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)
● エストロゲンが担う役割
- 排卵前の時期に増加し、子宮内膜を厚くして着床の準備をするホルモン。
● イソフラボンの作用は「弱い」
- エストロゲンが不足しているときには「助け」として働く。
- でも体内エストロゲンがすでに十分な場合には、イソフラボンが受容体に先回りして、逆に本来のエストロゲンの作用を邪魔してしまうことも。
このため、ホルモンバランスによっては、豆乳の摂りすぎが子宮内膜の成長を妨げる可能性がある
というわけです。
1日コップ1杯程度なら大丈夫?
多くの専門家は、「通常の食事量での豆乳摂取(1日200ml程度)」なら、内膜に悪影響があるとは考えにくいとしています。
ただし、不妊治療中やホルモン治療中で、
- 内膜が薄いと指摘されている
- 排卵誘発剤を使っている
- ホルモン値が不安定
といった状況なら、一時的に豆乳や大豆製品を控えてみるのもアリです。
✨ まとめ
状況 | 豆乳(イソフラボン)の可能な影響 |
---|---|
エストロゲン不足 | 補助的に働く可能性あり(内膜が厚くなる) |
エストロゲン十分または治療中 | 弱い作用が競合し、内膜が厚くなりにくくなる可能性あり |
どうですか?
ちょっと参考になりましたか?
◎佐賀・長崎で妊活をするなら迎心堂◎