生理予定前に茶おりが始まるのはなぜ?
生理予定前に「茶おり(茶色のおりもの)」が見られるのにはいくつかの理由があります。
考えられる4つの原因
1. 月経前のごく自然な現象
- 生理の直前に少量の子宮内膜が剥がれ落ちることで、古い血液が混ざったおりもの(茶色〜薄い赤色)になることがあります。
- 経血が少量でゆっくり排出されると、酸化して茶色く見えることがあります。
経血が少量でゆっくり排出されると、酸化して茶色く見えることがあります。
よくあることなので、特に異常ではありません。
2. ホルモンバランスの乱れ
- 黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が不安定だと、子宮内膜が早く剥がれはじめ、予定より前に茶おりが出ることがあります。
🔹原因になりやすい要素:
- ストレス
- 睡眠不足
- 体重の急激な変化
- ピルの服用中止や変更
3. 妊娠初期の兆候(着床出血)
- 生理予定日の1週間前〜数日前に受精卵が子宮に着床すると、少量の出血が起き、それが茶おりとして見えることがあります。
⚠️ただし量はごく少なく、数日で止まります。
4. 病気による可能性
- 頻繁に茶おりがある場合や、におい・痛み・不正出血を伴う場合は、以下のような病気の可能性も:
- 子宮頸管ポリープ
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- 性感染症(クラミジアなど)
高齢で妊活されている方の茶おりの原因は【ホルモンバランスの乱れ】が多い!
高齢で妊活されている方に多く見られる「茶おり」や生理周期の乱れの主な原因のひとつが、ホルモンバランスの乱れ(特に黄体ホルモンの不足)です。
🔸高齢妊活とホルモンの関係
年齢を重ねるとともに、以下のような変化が起こりやすくなります:
① 卵巣機能の低下
- 加齢により卵胞の数と質が減少し、排卵が不規則になったり、排卵してもホルモン分泌が不十分になりやすい。
② 黄体機能不全
- 排卵後に黄体から分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)が不足すると、子宮内膜がうまく維持できず、茶おりや早期の出血が起きる。
③ FSHやLHの上昇
- 卵巣機能が落ちると、脳が刺激しようとしてFSH(卵胞刺激ホルモン)が高くなる傾向があります。これは卵胞の発育がスムーズにいかないことのサイン。
🔍よく見られる症状
- 生理前の茶おりが数日続く
- 生理周期が短くなる・不安定になる
- 排卵が起きていない(無排卵周期)
- 高温期が短い・体温が安定しない
🩺対応策
- 基礎体温表で排卵と黄体機能の状態を観察
- 血液検査でホルモン値(FSH、LH、E2、プロゲステロンなど)をチェック
- 漢方や鍼灸、栄養療法で体質改善を目指す方も多いです
- 医師の判断でホルモン補充(黄体ホルモンの内服・注射)を行うケースも
🧡まとめ
高齢妊活の方にとって、「茶おり」は体からのサインのひとつ。
黄体機能や卵巣機能の低下に目を向け、早めの対応やケアをすることが、妊娠率の向上にもつながります。
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