診断法の腹診をより詳しく解説
前回、切診の中で出てきた【腹診】
これをもう少し詳しく解説しますね。
腹診とは、お腹を触って病気を診断する方法です。
お腹を触って、膨らんでいるところやへこんでいるところ、痛いところや硬いところなどを確認します。また、お腹の形や大きさ、位置、弾力性なども観察します。
例えば、お腹が膨らんでいる場合は、胃腸の病気や肝臓の病気、腎臓の病気などの可能性が高いと考えられます。また、お腹に痛みがある場合は、炎症や腫瘍などの可能性が高いと考えられます。
腹診は、東洋医学の診察法のひとつですが、近年では西洋医学の診察法としても広く用いられています。
具体的には、以下のようなものを確認します。
- お腹の膨らみやへこみ
- 痛みや硬さ
- 発熱や発寒
- お腹の形や大きさ、位置、弾力性
これらの所見から、病気の種類や部位、病状の程度などを判断します。
よく出現する状態で、お腹の肋骨の下ところのくぼみに指が入らないくらい硬くなっていることがあります。
この所見は簡単にいうとストレスがあるかどうかを診てます。
指が入らなければストレスがあって気の巡りが悪くなっている状態です。
腹診は漢方を処方する時にもよく用いられる診断法です。
他の診察法と組み合わせることで、より正確な診断が可能となります。
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