多嚢胞性卵巣症候群の治療

若い頃から生理周期が長い、生理が自発的に来ない、など排卵障害に悩まさせている方がいる。

いわゆる排卵障害ってやつだ。

自分で排卵を起こすことができないので、もちろん妊娠しづらいので、不妊症の原因の1つと言われている。

その中でも多嚢胞性卵巣症候群というものは、エコーで卵巣を診た時に特徴的な診え方があり、卵胞が大量に出来すぎてぎゅうぎゅうに詰まった状態。卵胞がネックレスのような状態になっていることからネックレスサインという状態になっている。

通常は生理周期が長いなー。くらいにしか自覚症状がないため、いざ子供が欲しいとなって妊活に取り組み始めてから、なかなか出来ずに、病院に行くと発覚する。という方が多い。

一般的には太っている人がなりやすいと言われているが、私が診てきた中には一概にそうとは言えず、すっごい細い方もいらっしゃる。

病院での治療は軽度の排卵障害ならばクロミッド(排卵促進剤)等での服薬で改善する場合は、比較的早く妊娠につながりやすい。

しかしながら、この排卵障害の度合いによっては、多少の薬ではうんともすんとも変化がなく、薬の量ばかりが増える例も少なくない。

その場合、ステップアップして人工授精や体外受精に進む方が多いが、まずステップアップする前に試してほしいことがある。

まず1つ目は

甘いものを控えること。もしくはどうしても食べたいなら、食後30分以内に少しだけ食べる。

要は血糖値は一気に上げないことが大事。

そして、2つ目は

軽く運動をすること。

ここで大事なのはガッツリ運動をするわけではなく軽くすることだ。

(大体1週間に2時間以内くらい。1日30分以内)

まずこの2つを徹底的に改善してほしい。

後は、鍼治療を受けることもおすすめかな。

排卵障害に対するはり治療も多く研究されており、改善した例がいくつもある。

まずは体質改善。それから医療の力も借りて早く妊娠できる体になろう!

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